Yahoo! BB IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4 で幸せになれた話
久しぶりにはてなブログを見たらあれから20日以上も経つんだと実感させていただいている今日このごろです。
今回は、自宅に Yahoo! BB IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4 を導入したお話をさせて頂きます。
IPv6 ってなに?
The new, larger version of the Internet: IPv6 - YouTube
こちらになります。
というのも、まあ IPv6 の説明はググる先生のほうがお詳しいので、割愛しておきます。
日本のコンシューマー向けインターネット回線における IPv6 対応状況
日本、主に東日本、西日本両方で大きく利用されている回線は「ADSL」(xDSL)、「FTTH」(光)、「CATV」(ケーブルテレビ)があります。その中でも、NTT東西「フレッツ光」・KDDI「au ひかり」など FTTH への契約数は多いみたい(主観)ですが、 NTT 東西、KDDIとも IPv6 への対応表明をしています。
その他にも、地方 CATV サービスや、 ADSL の各 ISP も IPv6 への対応を表明、 2013 年以降の対応を進めているので、これからのインターネットのデファクトスタンダードになる可能性は十分にあります。
詳しくは日本インターネットプロバイダー協会という協会がまとめてくれているので、見ればわかると思います。
NTT東日本「フレッツ光」における IPv6 インターネットについて
NTT東日本では、フレッツ光網(NGN)内において IPv6 を利用した様々なサービス*1を展開しています。なので、一般的な環境であれば、IPv6 アドレスが各ネットワーク機器に割り振られていますが、これでは IPv6 インターネット網に出ていけません。それにより、一部の Web サイトで IPv6 版などに接続できないことによる遅延が発生する問題などが起きています。
しかし、昨年あたりから状況が少しずつ変わって来ました。それは、 IPv6 PPPoE ・ IPv6 IPoE にてインターネット接続をコンシューマーに向けて提供する ISP が少しずつ出てきた所です。
これには、 IPv6 IPoE において、 VNE とよばれる ISP へ回線やバックボーンを提供(ローミング)する企業が出てきたことが挙げられます。
現在、枠は 16 社になっていますが、本記事を書く時点では、 インターネットマルチフィード( IIJ グループ)、 BBIX (ソフトバンクグループ)、JPNE( KDDI グループ)の3社(順不同)が VNE となっています。
そして、コンシューマー向けにも、 IIJmio や Yahoo! BB において IPv6 IPoE サービスが提供されるようになりました。
Yahoo! BB の IPv6 IPoE は少し違う?
というわけで、メインの ISP に長らく Yahoo! BB を利用しているので、サービス概要を見てみると、なんと下り最大 1 Gbps という表記*2が見受けられました。
NTT 東日本が提供するフレッツ光ネクストは下り最大 200 Mbps だったはず*3なのに・・・。※追記参照
またアレか、とか思いましたがよく見てみると、そこには驚く仕組みがありました。
Yahoo! BB の VNE である BBIX のページとImpress Watchを見ると、なんとなく仕組みが分かりました。
普段 IPv4 PPPoE で利用すると、 NGN の外に出て行くので 200 Mbps になるところが、 NGN 網内で他社 IPv6 網に繋げば NGN 網の最大速度 1 Gbps で利用できるという仕組みがあったようで、これで更に IPv4 通信をカプセル化(トンネリング)して繋げば IPv4 も IPv6 も 1 Gbps という、素敵仕様みたいです。*4
利用するには?
現段階で、 IPv6 IPoE サービスにてこのようなサービスを展開しているのはソフトバンクBBだけのような気もします(わかりません)が、これを利用するためにはソフトバンクBBが提供する光 BB ユニットが必要なので、頑張ってください。